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【インタビュー&執筆】現代アーティスト アキ イノマタ Interview: Aki INOMATA, Contemporary Artister

ウェブマガジンHIGHFLYERSの未来に向かって躍動する人たちをインタビューするコーナー“ON COME UP”で、現代アーティストの、AKI INOMATAさんにインタビューいたしました。(Interview & Text: Kaya Takatsuna / Photo: Atsuko Tanaka

2014年のYouFab Global Creative Awards ではグランプリを、今年3月に行われたアジアンアートアワードでは特別賞を受賞され、今最も注目されているアーティストの一人であるAKI INOMATAさん。

東京藝術大学大学院を卒業後、生き物を使った作品制作をスタートさせ、現在は、「やどかりに『やど』をわたしてみる」シリーズなど、生き物や自然との共同作業を行うプロジェクトを多く展開しています。

上はヤドカリの作品。左上から時計回りに:ニューヨーク、バンコク、パリ、東京、2009年~制作。

ART INSIDER」というメディアのfacebookで、ヤドカリの動画がシェアされた時は、2400万回再生以上されたそう。

ー社会で起こっていることで、気になることはありますか?

いくつかあるんですけど、例えば東日本大震災の後に防潮堤を作るなどの対策は、海と陸を分離するとか、より自然との境界をはっきりさせていくという方向に動いている部分があると思っているので、そういうものに対する違和感や疑問はありますね。自然をどんどん遠ざける方向に進んでるんじゃないかとか、環境問題もなんとなく遠い世界の自分とは関係のないものになってしまっているところもすごく気になっています。

ーでは、自分のやっていることで日本や世界が変えられるとしたら、それはどんなことだと思いますか?

私はサイエンティストではないので、科学的な真理を探究しているとか論文を書いているわけではないんですけれど、アーティストとしてヤドカリやアサリ、犬などの生物の視点から見た状況を共有したりすることによって、例えばあさりだったら震災とその後の世界の在り方だったり、ヤドカリだったらアイデンティティの問題だったりを問いかけていけるかなと思っています。私は、アートというフィールドでそういった問いかけをしていると思っていますが、私という小さなひとりの人間が始めたことを、よりたくさんの人に観てもらったり考えてもらったりすることで、少しずつ世の中を変えていける力になると信じています。

生き物を使ったアートを通して、世界に警鐘を鳴らす可能性を見出した注目の現代アーティスト。機械では決して辿り着かない生物の無限の可能性に改めて気付かされたインタビューでもありました。

秋に発表される予定の新作、とても楽しみです。

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