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シカゴ•オヘア国際空港に垂直農園!グリーン&エコなタワーガーデンです Urban Garden@ Chicago O’hare Airport

2014.11.13

シカゴ•オヘア国際空港で飛行機の待ち時間にぶらぶらしてたら、中2階に気になるこんなグリーンスポットを発見!なんとこれ、空港内に作られた都市型ガーデンなんですよ。床と垂直に白いポールを置いて、一年中食用ハーブを育ててるんです。アメリカの空港はグリーン&エコに取り組むプロジェクトが多く行われていますが、国際的ハブ空港になっているシカゴも例に漏れず、サステイナブルな活動をしてました。

 

2011年に出来たのですが、実はここ、世界初の空港内のグリーンガーデンです。空港という制限の多い土地環境の中でも、環境に優しく、持続可能なガーデニングをして地球に貢献しようと、ターミナル2と3の間、コンコースGに作られました。歩いていてふと上を見上げると視界に入ってきます。

 

一年中収穫ができるこのガーデンでは、バジル、パセリ、チャイブ、タイム、オレガノ、スペアミント、スナップビーンズ、ビブレタス、、、などなど年間通して40種類以上のハーブを育ててます。そしてなにが素晴らしいって、ここで育てたハーブを、空港内のレストランやカフェで使用してるのです!Wolfgang PackやTortus Fontera、Wicker Park Sushiなどが、ここからハーブを仕入れてる!これだけでも素晴らしい有効活用じゃないですか!

 

ちなみに栽培法は、水耕栽培の一種で ”AEROPONIC GARDENING(エアロポニックガーデニング)”と言います。シカゴ•オヘア空港のエアロポニック式は、耐用性がよくてリサイクル可能、且つ紫外線などでダメージを受けないクオリティーの高いプラスティック製の白いタワーを使用。支柱の下は25ガロン(約94リットル)の水が貯められるようになってて、タワーの中でその水を循環させる仕組み。この特許を持ってるのは、Future Growingという会社で、アメリカ国内のレストランや住居、大学などにエアロポニックガーデンを作っているそうです。詳細を知りたい方はFuture Growingのページをどうぞ。いろんな取り組みが参考になります。

 

白いタワーの他に大きな機械は、この2つのタンクくらい。垂直にして育てたほうが、通常の3分の2の水で栽培可能らしい。

 

全体の10%はリサイクル材を使用し、20%は地元の素材を使用してつくってるガーデン。環境エコ効果&リラックス効果の他にも、1区画あたりの生産量が高いこと、雑草をとる必要がないことなどのメリットから、経済的効果も大きく、一石二鳥にも三鳥にもなってるみたいです。

 

シカゴ•オヘア空港のウェブサイト→http://www.flychicago.com/ohare/en/home/Pages/default.aspx

 アーバンガーデンを作った会社Future Growing LLCのウェブサイト→http://www.futuregrowing.com/index.html

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