埼玉代表!「オイモカフェ」にみる、愛されるカフェに必要な要素とは? @OIMO Cafe in Miyoshi Town
ここ、そろそろ埼玉を代表するカフェに認定してもいいのではないでしょうか?三芳町の「オイモカフェ」は、さつま芋の名産地で、300年以上続くさつま芋農家が、農家の敷地内の納屋を改造して作ったカフェです。とーっても不便な場所にあるのに、平日はなかなか予約がとれません!なぜこのカフェはこんなに素敵なのでしょうか?人気の秘密を探ってみます。
納屋です。これがカフェです。まるでおばあちゃん家に戻って来たかのようなどこか懐かしい落ち着く空間。でも中に入ると天井が高くて木造で納屋ではなく、北欧インテリアです(以前のブログでは中の写真も)。そのギャップも人気の秘密?そして、久々にお邪魔すると、店舗が拡大されていました!1階のフロアすべてがカフェスペースになりました。
そして人気の理由その1は、シンプルに凄いこと。「おいも」の究極の地産地消をシンプルに実践してるのが凄い!ここの土で育った三芳産さつまいもをその土地で食べられる素晴らしさですね。名産品をその場でいただく特別感はハンパない。おいもが採れるから、ここでおいもを使ってカフェやっちゃうって、超シンプルなんだけど、凄い。これは、さつまいものクレームブリュレ。底までしっかりびっしりさつまいもが入っています。休日は壷焼きもしていて、おいもごと食べられるんですよ。
2つ目は、細部にわたるおもてなし。こちらのラテアートはとっても細かくて美しいです。こうしてドリンク一つにも特別感を感じることができて、いつも自分だけのスペシャルなカフェって気分になるんですよね〜。どのメニューにしてもお得感があるって大切ですね。
クッキーにもオイモカフェの文字が!ラテアートからもわかるように、店員さんのおもてなしがとっても温かいです。これはなぜだろう。土のそばで暮らしてるから?たまたま素敵な人達が集まったから?謎です。ただ、良い土がある場所には、美味しいものが育って、美味しいものがある場所には、笑顔の素敵な人が集まるっていうのは間違いなさそう。フランチャイズ的マニュアルでもなく、かといって田舎的でもなく、肩肘張らず自然な心地よいおもてなしをしてくれます。
そしてもうひとつは、「今しか手に入らない」感をいつも感じられること。今回は、ちょうどたけのこの季節で、このカフェの裏には長ーい間続く竹やぶがありまして、そこでタケノコが毎日採れるのです。ランチではタケノコご飯が出たり、タケノコの限定直売をしていたりと、常に季節を感じることができるのもこのカフェをリピートしちゃう魅力でしょう。
タケノコ、お買い上げです。家でタケノコご飯にしました。
予約でほとんど売れちゃうそうです。ラッキーだったら残っているかも??
いつ来てもホッコリする素敵カフェ。由緒ある農家であるためか、あんまりカフェ経営のこと深刻に考えなくても大丈夫なのかもなぁって感じで、材料計算とか、回転率とか全然気にしてなさそうなおおらかさが伝わって来るのも素敵。ということでオイモカフェから学んだ事は、「シンプルに今ある環境と土地感じる」「地産地消の地域コミュニティー」「おもてなしが細部に宿る」「経営してる感がない」そして「おしゃれ」が揃ったら最強のカフェです。今カフェは原点回帰です!
オイモカフェ OIMO cafe
オイモカフェのウェブサイト→http://oimocafe.com/
埼玉県入間郡三芳町287
090-2729-5236
11am-6pm 月曜・火曜定休日
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