ローカル＋オーガニック＋エコの最先端の注目アイスクリーム　オークランド　アイシー　Ici

北カリフォルニアはアメリカオーガニック先進エリアとしてオーガニック＆ローカル＆エコがかなり浸透していて、来るたびにファームやレストランの取り組みには感服しっぱなしですが、なんとこの文化はアイスクリーム屋さんにまで及んでいます！オークランドで人気の「アイシー/Ici」がそのひとつ。アイスを食べて世界の未来を考えよう！の巻です。

「アイシー」のアイスクリームは、バニラやチョコレートなど年間を通して食べられるアイスの他は、季節に採れるオーガニック食材やその時期のいい食材をセレクトして使っています。この日選んだのは、右がパッションフルーツ、左がバニラとローズマリーのアイス。クリームたっぷりでしっとりしてるのに、あとが軽い！新鮮なオーガニックのミルクってお腹にもたれないですよねぇ。

2006年オープンのこのお店は「エクシードオーガニックスタンダード（オーガニック規定の上をいく超オーガニック水準）」を長年維持しているファームからのみ仕入れた食材を使っています。日本でJASのオーガニック認証マークが2000年頃から登場したように、アメリカもUSDAオーガニック認証マークがありますが、オーガニック発祥の地バークレーは、そんな認証ガイドラインができるずーっと前からオーガニックを実践しているのです。つまり、言ってみれば、ここバークレーからムーブメントが起こって、国が乗っかったといっても過言ではないのです。世間の「認証マークを取ってオーガニックビジネスの流れに乗っかるぞ〜」的な風潮の中、この町はびくともしないわけですね。「オーガニック認証水準は低すぎる！」とさらっと言ってのけるファーマーが多いのも納得。そんなカッコいいファーマー達から仕入れた食材をつかって、アイスクリームを作っているお店です。

なんと、コーンの一番下に美味しいおまけが！！チョコレートが詰まってる！！しかもここ、食材や味だけでなく、エコにも力を入れているのがすごい。商品を作る際にでたゴミの98％は肥料として使うかリサイクルし、全ての包装紙や作業用手袋は100%生分解性で堆肥とし利用可能。カップはさとうきびの繊維から、またスプーンはアメリカ産のコーンからできたバイオポリマーを使用。コーヒーカップもPLA素材で、生分解性。などなど、あげたら山ほどでてきます。そんなエコ教育的アイスクリームは一番下のチョコレートまで残さずしっかり食べましょう！

生分解性のキャンディ用セロファン、アイスクリームサンドの包装に使う植物性フィルム、乳酸を使ったジュース用の透明カップなど、どんどん出てくるエコの努力。一度オーナーの講義を受けてみたいです。エコアイスクリーム、ミルク豊かな新鮮でピュアな味がしました。

Ici アイシー

2948 College Ave
Berkeley, CA 94705

tel: 510-665-6054

12pm-9:30pm     7days a week

(週末は時間が多少異なります。)