アート系住人に支持されるクールな食材屋の名前は「ファーム」at water village FARM

とってもフレンドリーな店員さん！アーティストが多く住むエリアは、食文化のレベルも高いことが多いです。食のセレクトショップ「ファーム/ At Water Village Farm」はアート系住民が多いことで知られるLAのat waterのコーナーにあり、カリフォルニア産の新鮮野菜・果物やニッチな食材に出逢えます。味がよくて質のいいもの、そしておしゃれなパッケージのものをオーナーの目で完璧にセレクトするかなりカッコいいお店です。

今、確実に大きなムーブメントになりつつある「地産地消」は農家が近所にない都心ではなかなか実践しにくいのが現実ですが、都心ではパワフルな独立系セレクトショップのオーナーが、自ら近郊農家と直接取引して野菜・果物を仕入れたり、職人と取引してジャムやお菓子などを仕入れたりすることで、オリジナルの食のセレクトショップをオープンしています。ここ「ファーム」もその代表例。オーナーの女性パイパーは、シェフの肩書きも持ち、ビースティーボーイズやブラック・アイド・ピーズなど数多くのミュージシャンのプライベートシェフとしてツアーに帯同してきた食のベテラン。

テーマは「Farm to Table/ ファームから直接テーブルへ」。オーナーのこだわりは、野菜や果物はカリフォルニア産のものを仕入れること、グルテンフリーやヴェジタリアン・ヴィーガンの商品を豊富に取り揃えること、アレルギーの人にも充分対応できること、地域のコミュニティーに根付いたお店にすること、、、などなど。お店に入ってくるお客さんは皆、オーナーのことを知っていて、なにも買わずにしゃべって帰って行く人もちらほら。お店がよろず屋存在になっています。

他の店員さんもかなりフレンドリー。今、インターネットで買い物することが多くなってきましたが、ここに来ると、本来欲しい商品をお店に行って買う事の価値を考え直します。スーパーで見慣れない商品が多いので、ここにくるといろんなものに興味が湧いて来て、ついつい買いすぎてしまいます。。。気をつけなければ。。。

こちらで扱うコーヒー豆は、ポートランド発のコーヒーロースター「スタンプタウン／Stumptown」。ポートランド、シアトル、ニューヨークにお店がありますが、ロスにはまだ路面店のないコーヒーショップ。なので、ここの豆を買えるお店は貴重です〜。アメリカ全土に拡大しつつあって、注目のロースターです。

ほとんどがローカルの商品を扱っています。このお店のオリジナルブランドもたくさん。こちらはローカルジャム。ジャムのパッケージってアートを感じるものが多くてとても素敵。最近街で目立つのは、食品メーカーの名前は聞いた事ないけど、とってもおしゃれな容器で中身も美味しい商品。アートが食と融合して、デザインの持つ力を存分に発揮しています。

アジア各国の商品は最近このような独立系ショップでたくさん目にするようになりました。日本のメーカー、「ヱスビー食品/ S&B」も！ホットマスタードとカレーパウダーがありました。こうして見ると、お店の雰囲気にマッチしていてとてもおしゃれなパッケージ。日本ではもう少しファミリー的、庶民的寄りなイメージがあったのですが、ここのお店ではアルチザンブランドの風格すら漂っていました。

店内の無駄に飾らない気さくな感じはオーナーのお人柄そのもの。コーヒー、ナッツ、サラミ、チーズ、、、今のカリフォルニア系アルチザンフードをチェックするだけでもお勉強になるショップです。At Water Villageに遊びにいった際は是非お立寄りください。旅行者にはけっこうマイナーなエリアですが、ダウンタウンからも15分程度で、魅力的なショップが立ち並んでいます。

アット・ウォーターヴィレッジ「ファーム」

3224 Glendale Blvd.
Los Angeles, CA 90039
tel : (323) 660-8888

MON – FRI 9AM – 9PM
SATURDAY 9AM – 7PM
SUNDAY 9AM – 7PM