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一目惚れした超クールな田舎の商店。ナパ編vol.4 Jimtown Store in Healdsburg

2012.11.15

ブドウ畑が永遠と続く山道の途中で、50年代のフォードのレッドトラックを発見。ここが先ほどのブログ、プレストンワイナリーの店主が教えてくれたおすすめカフェ。一見スーパーのようですが、何かが食べられるなら、、、と駆け込みました。そこで出逢ったおいしいサンドイッチに感動〜!の巻です。

お店の名前は「ジムタウン・ストア/ Jimtown Store」。このあたりで唯一のお店らしいお店。1895年からジェネラルストア、郵便局として住民の拠り所となっているお店です。1991年に今のオーナーに変わり、そのときにこの建物を改装しデザインしたのがサンフランシスコの建築家、リチャード・ファルナウ/ Richard Fernau と ローラ・ハートマン/ Laura Hartman氏です。このお家があまりに素敵で印象に残ったので、彼らのことをいろいろ調べてみたらリチャード氏は70年代から80年代に起きた「緑の建築/ Green Architect」第一ブームの火付け役となった人物。ソーラーシステムデザイナーとしてカーター大統領時代のホワイトハウスの緑の建築事業に参加しています。その事業はワシントンポスト誌で「光熱費を半分削減しうる」と評価されたものです。彼らは、この店舗、パティオ、コテージをデザイン建築しました。

店内のカフェも超アメリカンです。こういうの、大好き。田舎の商店なのに、ひとつひとつがこんなにもおしゃれなのはどういうことでしょうか!?気取らない、温かい空気が充満してるのに、クールでかっこいいのです。世界的建築家のなせる技に、100年以上この場所にあって地元の人に愛されて必要とされてきたこのお店の歴史が化学反応を起こしてできた奇跡のお店というしかありません。

カウンターの横は雑貨や食材が豊富に並んでいます。ジムタウンストアはオリジナルのジャム、ナッツなどの加工品も作っています。このスプレッドと言われるパンに塗る甘くないソースが人気です。オリジナルパッケージのデザインには先ほど店頭にあった真っ赤のフォードが。昔は山道の消防車として活躍していたというこのトラックは、街のシンボルです。

パティオは自然の緑+木の壁+赤のテーブルセットのパーフェクトマッチです。このデザイン性の高さが田舎のワイン畑のど真ん中にあるって、、、世界って凄い!!

そしてこのお店で最も感動したのがサンドイッチ!私達の持っていた「アメリカの田舎の商店で売ってるサンドイッチ」という規制概念をぶち壊してくれたミシュラン級では?と思わせる美味でした。「プロシュートにオリジナルフィグ&オリーブスプレッドを塗った、ブルーチーズ入りサンドイッチ/ Prosciutto & Jimtown’s Fig & Olive Spread, with Point Reyes Blue Cheese」メニューの名前が長い!ちなみに8.75ドル。でもよく考えたら、とれたて野菜も新鮮お肉も土壌豊かなブドウもすべてが完璧に揃う街で美味しいサンドイッチが食べられるのは当然のことだったのかも。

そとのお家の中には掲示板が。今でもよろずや&拠り所としての役割をしっかり果たしています。

お店の前に広がる光景。一面ブドウ畑です。ナパ・ソノマワイナリーを訪ねた際は必ず立ち寄ってコーヒーとサンドイッチをいただこうと決めました。

Jimtown Store
6706 State Highway 128
Healdsburg  Ca  95448

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