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こだわり・情熱・ガマン、が美味しい野菜の秘密  デラウェア編 スズキファーム vol.2

2012.09.21

この花、なんの野菜の花だかわかりますか?大好物でよく食べるお野菜なのに、花を一度も見たことがありませんでした。これもスズキファームで育てている自慢のお野菜のひとつ、オクラです。オクラはこの先端に実をつけるのです。もぎたてのオクラをそのままかじってみたら、しゃきっとして、歯ごたえがあり、ネバネバも新鮮!こんなに美味しい生き生きしたオクラ、生まれて初めていただきました!

そしてアメリカでは高級品のミョウガもつくっていらっしゃいます。ミョウガの味がしっかりしていて、実もピンとはっています。スズキファームの野菜は、育てる際、一切農薬を使用していません。スズキさんのこだわりは農薬を使わず、かわりに野菜やハーブのエキスを使用しているというところにも垣間見えます。そしてそのエキスはすべてスズキさんの手作り!作業場の棚には、虫除け用のニンニクエキスやハーブなどが瓶に入って並んでいました。このこだわりのひとつひとつが美味しい野菜を作ることに繋がっているのですね。写真はスズキさんにおいしい野菜へのこだわりをレクチャーしていただいているディレクター安井です。

そして私がとても感動したのがこの柚子の木です。スズキさん曰く、「柚子は3年は絶対に実をつけてはいけないんだよ。3年間はじっとガマン。下へ下へと根を生やして地面をしっかり安定させるんだ。実を付けるのは3年経ってから。早くから実をつけると、長い目で見たら毎年立派な柚子の実を付ける木にはならないんだよ。」

この言葉は人生訓のごとく今の私にどっしりとのしかかり、そしてスズキさんの30年間の野菜への愛情と哲学に触れた気がしました。何本も枯れて行く木々の中で雪と冬の寒さに耐え、大切に大切に時間をかけて育てられた木から成る柚子の実の香りと風味は言うまでもありません!

桃の栽培にも新たに動き出したスズキさん、「まだまだやりたいことがたっくさんある!」とキラキラした目でおっしゃっていたのがとても印象的でした。この広大なファームで育てる何十種類もの野菜たちをほとんどおひとりで育てているスズキさん。30年間で培った自分の知恵を今後、若い世代に伝えていくことも真剣に考え始めたそうです。「いつでも歓迎なので、日本野菜作りに興味のある若者は是非ファームを訪れてほしい。」とおっしゃっていました。またスズキファームの日本野菜は東海岸の方はオンラインショッピングもできます。スズキファームの日本野菜が買えるウェブサイトは→ http://www.nihonyasai.com/

スズキさんのこだわりと情熱を肌で感じた感動のローカルな旅。また機会があるときはこの地を訪れてスズキさんにレクチャーを受けたいと思います!スズキさん、本当にありがとうございました。いただいたミョウガ、トマトなどのお野菜、甘くて本当に本当に美味しかった〜!

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