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東海岸の素晴らしい日本野菜 デラウェア編    スズキファーム vol.1

2012.09.21

東海岸で唯一、日本人が日本野菜を作っているファームがあるとの噂を聞き、快晴の空の下、メリーランドから橋を渡ったところにある最西端の州、デラウェア州までやってきました! このファームの作っているオーガニック野菜を食べたら他の野菜が食べられないほど美味しい!という人が多く、私の中で是非一度訪ねてみたいファームNo.1でした。今回念願かなって、デラウェア州南部のスズキファームさんを訪問させていただくことができました!

28エーカーに広がる広大な土地に、30種類近くの野菜を育てています。9月下旬のこの時期、採りたての箱に入っていた野菜は、トマト、ゴーヤ、ピーマン、モロヘイヤ、カボチャ、オクラなどの日本野菜のほか、地元のレストランからのリクエストで作っているというアメリカ人の大好きなししとうなどです。

スズキファームができたのは今から30年前。当時ひよこの鑑別師だったスズキファームオーナー、ケン・スズキさんは地元の日系スーパーからの強い要望もあり、一大決心をして野菜の栽培を本格的に開始しました。その頃日本野菜を作っている人はまわりに当然誰もいなかったので、すべて手探りでゼロからのスタート。数えきれないほどの試行錯誤を繰り返し、ひとつひとつ野菜の種類を増やしていきました。今の土地に移ったのは10年前。日本野菜が美味しく育つ土地で、より多くの種類をより多くのお客さんに食べてほしいをいう思いを実現するべく、広大なファームを購入。さらに野菜の栽培に猛進し、今に至っています。

こちらはアメリカ人が大好きなSHISHITO/ししとうです。多くのアメリカのレストランではこれをガーリック炒めにしておつまみメニューにしているところがたくさんあります。スズキファームのししとうに、地元のレストランからもたくさんの注文が入るというのも納得です。

こちらは大根とピーマン。11月半ばにもなるとデラウェア州の寒さは厳しくなり、冬は雪が降り積もります。野菜の栽培ができない季節が長いという大きなデメリットを、スズキさんは「厳しい寒さを乗り越えた野菜はまたひとつ実が引き締まって、一段とおいしくなるんだよ。大根を煮物にしたときの甘みはここでしか出せないんだよ。」と熱くおっしゃいました。

私たちもスズキさんの作るお野菜をいただきましたが、本当に実が引き締まっていて新鮮で歯ごたえがあり、そしてひとつひとつ味がしっかりしている、まさに「おいしい」のひとことに尽きました。食べたときに、作り手スズキさんの愛情と情熱が透き通って感じられた気がしました。記憶に残る素晴らしい野菜との出逢いでした!

 

 

 

 

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