永遠に満員御礼のディンタイフォンLA

ふわっとお口の中でとろけて、いつでも何個でもいけてしまう、ディンタイフォンの小龍包。なんて美味しくて、なんて幸せな気分になれるのでしょう!お財布に優しいお値段でこの日もお腹いっぱい食べて二人で45ドル。そして味も一流のこのお店。いつでも食べに来たい!のですが、難点は「いつでも満員御礼」の店内。毎回30分待ちは当たり前です。

私がいつも来るのはサウス・パサデナとモントレーパークの中間あたりにあるお店。日本も六本木や池袋などにありますね。この日は夕方5時というなんとも中途半端な時間だったので、絶対にすぐ入れるだろうと予測、、、がしかし私たちの考えは甘かった!!食事タイムではない時間で45分待ちました。この待ち時間にメニューを渡されて、外でオーダーシートに鉛筆で書き込みます。テーブルに座ればすぐにオーダー表を渡し、食事が来るまでの待ち時間が短縮できるようになっています。

ボクチョイのガーリック炒め。日本語ではチンゲンサイが同じものだと思うのですが、アメリカで見かけるのは日本のよりも白っぽい気がします。ここの味付けはLAのほとんどの中華料理と違って油っぽくなく、味付けも全体的にわりと薄めで日本人の私もまったく違和感なくいただけます。

このエビシュウマイもかなり上品で柔らかいのです。そとの皮が薄さも絶妙で柔らかさも完璧。モチモチ感もちょうどよく、エビとお肉の味を引き出しています。そしてあっと言う間に平らげたあと、じわじわと満腹になってきます。とにかくすべてが美味しい〜!

しかしここのお店の人気の理由は味だけではないと私は確信しています。その秘密は、サービス!チップ制のくせにサービスが本当にいいお店は実は限られていますが、ここのサービスはいい!安心して食事を楽しめる優良店です。人種が多く存在し、それぞれ価値観の違う者同士が集まるアメリカで、接客業において人材をトレーニングするのはかなり困難だと言われています。日本を含めアジア系料理など英語を母国語としないお店は特に、チェーン店として大成功するのは至難の業です。チャイニーズチェーンとして有名なパンダエクスプレスは人材トレーニング部門への予算の割当だけで年間7億円かけたという話を聞いたことがあります。そのトレーニング内容には英語を母国語としないスタッフへの発音矯正やリズムトレーニング、スピーチトレーニングまで含まれていました。
味が美味しいことがまず大切で、でもそれだけでは成功できず、そこにサービスという付加価値が加わって大繁盛するお店は成り立っているんだなぁ、と久しぶりのディンタイフォンに来て改めて感じた日曜日の早めのディナーでした。
Din Tai Fung Dumpling House ディンタイフォン ロサンゼルス
1108 S. Baldwin Ave., Arcadia,California 91007 / 1088 S. Baldwin Ave., Arcadia, CA 91007
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