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駐車場の壁がシェパード・フェアリーなハリウッド・ラブレア通り

2012.09.06

このアートのタッチ、どこかで見覚えありますか?前回のオバマ大統領の選挙のキャンペーンポスター「HOPE」と言えば思い出すかもしれません。これはそのキャンペーンで一挙に注目を集めたアーティスト、OBEYことシェパード・フェアリー/Shapard Fairlyの描いたもの。ハリウッドでは、ちょこちょこアート展が開催されたり、期間限定で広告壁画になったりするので今でも目にする、今でも惹き付けられる彼の作品。その彼のアートがハリウッドでは公共駐車場の壁画となっているのです!

南側の壁画はこんな感じ。実は、ハリウッドを南北に通るラブレア通りは、ここ数年アートプロジェクトが盛んに行われています。ハリウッドの地元アーティストの活動を活性化させようと、ラブレア通りでストリートアート展を開催したり、美術館を作ったり、ナイトアートウォークを開催したり、工事現場の壁をアートにしたりといろいろなプロジェクトが行われています。

ラブレア通りは長いですが、中心になっているのは東西の道が1stから2ndのエリア。ここはもともとストリートファッションの「ステューシー/stussy」や「ユニオン/union」、その他にも「アメリカンラグシー/American Rag Cie」などがあり、最近は新たにカフェやレストランが増え続けています。アパレルショップ以外はなんとなく殺風景だった一角がアートによって次第に華やかになり人が増え始めています!

こちらは、反対側の壁画、実際に反対側に渡ってみると、本物の木の後ろに木が描いてある面白い構図でこの壁画が鑑賞できます。パーキングの入り口を案内する矢印もアートに組み込まれていて、かえって入り口を見つけられなさそうですね。

シェパード・フェアリーはもともとストリートシーンから登場したアーティストで、政治と社会的風潮に迫るプロパガンダ的作風だけでなく、ステッカーをばらまき、壁画にスプレー缶でゲリラ的にイラストを描いて何度も逮捕されていることでも知られてもいます。現在はハリウッドのイベントでDJとしても度々登場していて、ストリートアート、ナイトライフには欠かせない存在のアーティストでもあります。

今年の大統領選でも、彼のように新たなアーティストが注目を集める事になるのか、楽しみです。そして大統領選が終わっても、アーティストの活動は今日も変わりなく続いていくのです。

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