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【インタビュー&ライブレポ】パノラマパナマタウン,オルタナティブロックバンド Interview & LIVE report: Panorama Panama Town, Alternative Rock Band

ウェブマガジンHIGHFLYERSの未来に向かって躍動する人たちをインタビューするコーナー“ON COME UP”で、新進気鋭のオルタナティブロックバンド「パノラマパナマタウン」のヴォーカル、岩渕想太さんにインタビュー&2019年5月19日に恵比寿リキッドルームで行われたワンマン全国ツアー「HUMAN PARTY」のライブレポートをいたしました。(撮影:Atsuko Tanaka

まずは、パノラマパナマタウンのことを知らない方のために、彼らの紹介を。パノラマパナマタウンは、岩渕想太(ヴォーカル、ギター)、タノ アキヒコ(ベース)、田村夢希(ドラムス)、浪越康平(ギター)の4人が神戸大学在学中の2014年に結成したバンド。大学3年の時にMASH A&Rのオーディションでグランプリを獲得して一躍脚光を浴び、「VIVA LA ROCK」や「ROCK IN JAPAN」などの大型フェスに参加して頭角を現し、2018年春にA-Sketchよりメジャーデビューを果たしています。A-Sketchといえば、世界的スターバンドとなったワンオクのいるレーベル!

今年2月にリリースしたアルバム『情熱とユーモア』のヒットに続き、5月19日に配信開始したばかりの新曲『ずっとマイペース』も好調なスタートを切ったばかりで、今年8月の「rockin’on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」にも出演が決定しています。ヴォーカルの岩渕さんのインタビューは、こちらから、お読みいただけますので是非!

その中から、彼らしい印象的なコメントを抜粋しました。

ー他のバンドにはない、パノラマパナマタウンにしかないものって何ですか?

あらゆる壁というものを意識してないところ。今までの歴史とか、このジャンルだったらこうすべきとか、バンドだったらこうとか、こういう言葉を使うとかは何も意識せずにやってる。囚われる必要がないことに対してはもっと自由でいいと思っています。枠組みを壊そうとしていたり、今までなかったものを作り出そうとしていたりする映画が好きだったように、自分らも今まで他のバンドがやってきたことを極力なぞらないようにしようとしてきたし、バンドっぽい言葉遣いはしないようにしてました。

 

ーそういう思いはいつからご自身の中にありますか?

多分生まれつきなんですよね。「$uji」っていう曲は、CDが何枚売れたとか、動員が何人かとかいうところでバンドのことを評価されるのが嫌だっていうことを歌っているんですけど、数字に関しては、学校で出席番号をつけられた頃からすごく違和感を感じてました。「出席番号3番」って呼ばれた時に、何で自分と関係ない数字で呼ばれるんだろうって思ったし、マイナンバーを送られてきた時もなんでこんな意味のわからない数字が自分なのかって思ったし、そういうことには意識せずとも気持ち悪さや違和感を感じるんですよね。

 

ーでは、今の世の中に対して違和感を感じていることはありますか?

映画にしろ音楽にしろ、お茶を濁すことが正義みたいな感覚がある。政治的じゃないことを良しとするムードがある気がします。僕もそんなに政治に詳しくないし、常に思ってることがあるわけでもないけど、それでもやっぱり思うことってあるわけじゃないですか。でも、それを言うべきではないという風潮があると思う。特に今は、目立ったことをすると問いただされる時代だと思うんですよね。 排他的になっているにも関わらず、音楽とか映画とか、若者が一番触れるものはすごく浄化されていて、凄く気持ち悪いと思います。SNSにしても、叩きたいだけの人がいて、その人達の欲求に合わせて社会が動いているような気がして、そこには違和感を感じますね。

ツアーファイナル最終日、5月19日のリキッドルームも素晴らしいライブを魅せてくれた4人。ライブレポ全編はこちらから。

熱くて人間臭いパノラマパナマタウンらしさ全開のステージ。個人的には、『Sick Boy』がとても素晴らしかった。それから、ライブレポでも述べていますが、『リバティーリバティー』、『ロールプレイング』、『フカンショウ』の流れは圧巻。もっともっと凄いバンドに成長していくだろうなぁって目を細めて眺めてしまいました。クールで軽めな、心地良いサウンドが受け容れられやすい昨今ですが、彼らのように心の真ん中にグサリと切り込んでくる、全力で訴えてくる作品は、これからさらにたくさんの人達の心を掴んでいくでしょう。心から応援しちゃいます!

 

夏のフェス、秋の自主企画ライブ、とイベントが目白押しなので、是非スケジュールをチェックして、パノラマパナマタウン未体験の方は、今のキラキラしている彼らを体験してください!

パノラマパナマタウン公式ウェブサイトはこちらから

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