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【インタビュー&執筆】柔道家 井上康生 Interview: Kosei INOUE, JUDO Gold medarist

ウェブマガジンHIGHFLYERSで、柔道家で全日本柔道男子監督の井上康生さんにインタビューいたしました。(Interview & Text: Kaya Takatsuna / Photo: Atsuko Tanaka)

 

5歳で柔道を始め、ジュニア時代から多くの大会で優勝。日本代表としても2度オリンピックに出場するなど、長い間トップに君臨し続けた井上さんですが、その柔道人生には多くの栄光と挫折がありました。

 

2008年に現役を引退した後は柔道指導者の道を歩み始め、ロンドンに海外留学も経験。そして2012年、全日本柔道男子監督に就任しました。そして2016年のリオオリンピックでは、全7階級でメダルを獲得するという大躍進を成し遂げました。

 

 

現在は東海大学で准教授として主に柔道や武道についてを教えながら、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本柔道界の期待を一身に背負って奔走していらっしゃいます。そんな井上さんに、柔道の魅力や今後の展望、栄光と挫折の連続だった選手時代のこと、監督として組織を動かしていく力やプライベートのことなどをお聞きしました。

 

第一回目インタビューは、東京オリンピックに向けての心境を中心に。

ー2020年開催の東京オリンピックへ向けて、今どのような心境ですか?

もちろんワクワクしてますよ。我々にとって、これほど生き甲斐や、やり甲斐を持って挑戦し続けられる大会はもしかしたらこの先ないかもしれないと思うほどです。このオリンピックは、4年に一度というより、もしかしたら100年に一度くらいの滅多に体験することのできない世界が待っていると思うんですね。ただ一方で、プレッシャーの中で恐怖と闘っているのも事実です。まぁそれも含めていい意味で我々にしかできない世界へのチャレンジですから、その両面としっかり向き合い、受け入れながら闘い続けるしかないと思っています。

 

 

ーところで、井上さんが思う柔道の魅力とは何でしょうか?

まず柔道の魅力は、技にあると思うんですね。日本の選手が、体力、体格的に上回っている海外の選手達を投げ飛ばす様子をご覧になったことがあるかと思いますが、あれは、技術力を持っていればどんな相手をも打ち負かせるということの証明だと思います。例えば重量級なんて、身長2m超え、体重130~140kg超えの、街中で会ったら目も合わせたくないほど強そうな選手がざらにいますんで、彼らに果敢に立ち向かう姿には、綺麗な言葉で言ったら「ロマン」があるんじゃないかと感じています。そして、「技=一本」が究極の魅力だと思っています。

ー海外にいる日本人が、柔道の経験があると周りから尊敬されるとよく聞くのですが、それはなぜだと思いますか?

なんでしょうね。でも、日本の柔道の持つ、正々堂々と相手と組み合って投げにいく技だとか、小柄な人間が恐れず挑んでいく姿に憧れているのは間違いないと思います。勝つための戦術も大事だと思いますが、それだけではない日本の柔道は、おそらく海外の選手が理想としている柔道なのでしょう。だからこそ、これから先も世界に「良き柔道」というものを示すのと同時に、「勝ち続ける集団」でなければならない。それは日本の柔道と世界のJUDOの発展のために必要な要素なんじゃないかと私は思っています。

 

珠玉の言葉が詰まったインタビューは4回にわたってお送りいたします。HIGHFLYERSでの公開をお楽しみに!

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