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日本の若手職人との絶妙な融合!ワイルドなのにとっても繊細なインディアンジュエリー Mt.hill

2013.01.05

とても神秘的で魅力的なんだけど、どこか男性的だし、選び方もわからないので身につけることに自信がなく、ずーっと縁がなかったインディアンジュエリー。しかし、2012年のラストのラストでとうとう運命的な一目惚れリングに出逢ってしまいました。なんと本場アメリカでなく日本で!しかも地元川越で!野生的なパワーと内的繊細さを同時に感じるという不思議な作品。上写真の素敵な作品を作った職人さんにお会いして、その謎が解けました。

 

とても小さいのに、その個性的な外観が通り過ぎる度にやたらと目に留まるので、前々から気になって仕方がなかったお店。いざ店内に入るとお店の持つ温度や感覚にとても居心地の良さを感じます。インディアンジュエリーショップ、「Mt.hill」のオーナー兼職人のTakeさんにお会いして、このお店の持つ雰囲気が彼のお人柄そのものなんだなぁと感じます。ジュエリーのデザイン&製作だけでなく店内の内装もすべてご自分でやられたというこだわりっぷり。そしてそのセンスの良さといったら、、、!!

 

もともとパタンナーとしてアパレルショップに勤務していたTakeさん。しかしパターンをおこしたものは工場に出すため、産地によって仕上がりが変わってしまうという現実に常に歯がゆい思いをしていました。当時、Takeさんは彼女がプレゼントしてくれたインディアンジュエリーのシルバーのベルトを毎日していたのですが、「なぜこのベルトはつけていてこんなに心地いいんだろう」とふと思ったことがきっかけで、そのベルトの製作者を訪ねることを決意。その作家の作品の数々に影響を受け、彼はインディアンジュエリーの道へ進む決心をしました。

 

「最初から最後まで自分一人で貫徹できる作品作りに没頭したい。」という強い思いをインディアンジュエリー製作で形にしたTakeさん。物静かで穏やかな雰囲気の彼ですが、作品に対する情熱を語らせたら半端ないです。製作過程はすべて独学。作品ができるたび、自分の尊敬するジュエリー作家に見せに行ってはアドバイスをもらい、再び腕を磨くという努力を繰り返してとうとう念願のお店をオープンしました。道具の一部は、影響を受けた作家からいただいたものもあるそうで、大切に大切に手入れされていました。

 

上で作っていたものの完成品がこれ。彼のブランド「Mt.hill」の作品は、インディアンテイストでありながら日本人職人らしい繊細さや清潔感が融合されているところが大好きです。手作り温度&ワイルド&フェミニンがバランスよく作品に出ているのってけっこうレアではないでしょうか?女性が日常使いでどんな服にも合わせられます。

 

これも素敵だったなぁ、、、のカードケース。皮の切り方がいいですよねぇ。当然ですがすべて手作りなので、世界に一つの一点もの。作品への質問にはTakeさんがとても親切に答えてくださいます。ひとつひとつのストーリーを聞いてるだけで気付くとすでに作品に愛情が芽生えています。カスタムオーダーも受け付けていて、日本全国から足繁く通うコアなファンがいるというのも納得、、、しかし探している人はしっかり見つけるものですねぇ。知る人ぞ知る名店です。

 

フェザーもたくさん展示されています。近い将来の目標は、本場のアメリカで認められるインディアンジュエリーアーティストとして活躍することだそうですが、若い職人さんだけに、これからまた様々な出逢いや体験を通して作品もどんどん変化していくのでしょうか!楽しみです。

 

ミシンにも注目!道具もひとつひとつこだわっているTakeさん。いい味出してます。

 

外から見えるお店はこんなかんじ。ドアノブになっている木は沖縄で拾ってきた流木で作ったそうです。お店の隅々まで、オーナーTakeさんの遊び心と創造性がちりばめられててとっても魅力的な空間です。運命のベルトをプレゼントした当時の彼女が今は奥さんになり、夫婦二人でやっているお店。世界に一つの個性的なジュエリーを探している人、私のようにワイルドすぎるインディアンジュエリーが苦手だった人もファンになれるブランド、「Mt.hill」。川越から世界に進出!の今後に期待大です。

 

 Mt.hill マウント•ヒル 

〒350-0043 埼玉県川越市新富町1-16-4(川越駅から徒歩約7分、本川越駅から約2分)

Tel; 049-224-3693

14:00~18:00(時間外をご希望の方はご連絡下さい。) 水曜定休日

 

 

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