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【インタビュー】クリエイティブマンプロダクション 代表取締役 清水直樹 Interview: Naoki Shimizu, Creativeman Production

日本最大の都市型音楽フェス「サマーソニック」も今年で19年目。今年は、ベックとノエル・ギャラガーをヘッドライナーに迎えるほか、アメリカのヒップホップの革命児、チャンス・ザ・ラッパーの初来日も大きな話題となっています。

ウェブマガジンHIGHFLYERSで、8月18日、19日の2日間、東京/大阪で盛大に開催されるサマーソニックの主催者、清水直樹さんにインタビューいたしました。(Interview & Text: Kaya Takatsuna / Photo: Atsuko Tanaka

2000年にスタートしたサマソニは、音楽業界の“事件”と語り継がれる伝説のバンド、ガンズ・アンド・ローゼズの出演をはじめ、レディオヘッド、ブラー、オアシス、メタリカ、リンキンパーク、 ダフトパンク、マッシヴ・アタックら海外フェスが羨むようなラインナップが毎年話題となって年々規模を拡大してきました。

なので、それをゼロから今まで作り上げ、19年も続けてきた清水社長はどれだけキレ者なのかとドキドキしていましたが、お会いした印象はとても穏やかでおっとりした方でした。ただ、音楽愛する心だけはズバ抜けていることを、お話の端々から感じ取ることができました。

まずは、今年のオススメのアーティストについて。

 

—今年のサマーソニックの特徴や、オススメの楽しみ方を教えてください。

 今までのサマーソニックって、例えばコールドプレイやリアーナとか、超大物ヘッドライナーが出るっていう分かり易いものが多かったんですね。でも今年はステージが6〜7つあって、どのステージのどの時間に行っても充実しているんです。みんなはそれを「総力戦」と言ってるんですけど、いいアーティストが散りばめられているというか、初めての人がわからずに観に行ってもすごく楽しめるラインナップになっていると思います。

—チャンス・ザ・ラッパーが初来日することもとても話題になっていますね。

彼が来ることは、かなりの今年のトピックですね。実は昨年から呼びたいと思っていたのですが、グラミーを取ったりですごく忙しくて来れなかったんだけど、彼はしっかりとそのオファーを覚えてくれていて、「今年こそは日本に来たい」ということで出演してくれることになったんですよ。フジにケンドリック・ラマーが来て、サマーソニックにチャンスが来るって、本当に事件だってみんな言ってくれてるし、今後の日本のヒップホップシーンが変わるかもしれないくらいのことだと思うので、本当に楽しみですね。

—清水さん一押しのアーティストはいらっしゃいます?

 チャンス・ザ・ラッパーは絶対に観て欲しいです。あとはトム・ミッシュとかジョージャ・スミスといった新人もオススメですね。

チャンス・ザ・ラッパーの初来日は事件です!歴史的瞬間を見逃さないように。

また、清水さんの今までで忘れられないアーティストもお聞きしました。

上段左から時計回りに:レディオヘッド 2003年、ブラー 2003年、リンキンパーク 2009年、アークティック・モンキーズ 2007年 (C) SUMMER SONIC

 

—今までのサマーソニックで一番思い出深いアーティストを教えてください。

プロモーターとして94年にレディオヘッドをクアトロに呼んで、その後も彼らがアルバムを出すごとにずっと呼んでいて、2000年にサマーソニックを始めた時も彼らをヘッドライナーにしたいと思っていたんですよ。それで4年経った2003年にやっとヘッドライナーとして来てくれたんですが、その時のライブは本当に良かったですね。

—どのように良かったのですか?

彼らにとってはもう昔の曲だし、やるべきじゃないと4〜5年封印していた曲なんですが、ファンとしては一番聴きたい曲だった「Creep」をなぜかサマーソニックの東京でやってくれた。あのイントロが鳴った瞬間は、その場にいた人は一生忘れないと思います。あれを超えるのはなかなかないですね。ブラック・アイド・ピーズやリアーナの、演奏した最後に花火が上がった時の突発的にわぁっと盛り上がった高揚感を感じるようなシーンは何度もあったんですけど、ああいう感動を与えてくれたアーティストはやはりレディオヘッド、あとはクイーン、そのあたりかな。

サマソニのことだけでなく、清水さん自身の成功や夢についても伺いました。

—今世の中で起こっていることで気になることはありますか?

音楽で言ったら世界的に今ラテンがブームになってきているんですよね。ラテン系、スパニッシュ系って英語圏と同じくらいの人たちがいるし、アメリカではラテンのグラミー賞(Premios Grammy Latinos)があるくらい大きなムーブメントとなっています。それがようやく世界に浸透してきているというところでは、やはり僕らが次に目を向けるのはラテンミュージックです。ラテンって基本は楽しいし、歌詞がわからくてもなんとなく歌えるみたいな自然なノリがあって、音楽がもっと簡単に浸透するんじゃないかなって思っていて。だから次のビジョンとして、ラテンフェスを来年、再来年に向けて考えています。

—では、ラテンフェスは間も無く実現するとして、その先の清水さんの夢はなんでしょうか。

日本のアーティストがどんどん世界に出ることがひとつの夢で、サマーソニックがそういう橋渡しになればいいなって思います。そろそろ日本のアーティストを海外のみんなに買ってもらって、どんどん外に出て行って欲しいなって思っているんです。スポーツ界で言うと、野球にしてもサッカーにしても海外のチームへ行けるチャンスがあるから広がっていくのに、音楽はなぜそれがないんだろうってずっと思っていたんで、この何年かでそういう形で世界で通用する日本のアーティストの手助けをしたいなと思っています。

—楽しみです。それでは、清水さんにとって成功とはなんですか?

やりたいと思ったことが実現できて、それがみんなに評価されるってことが成功だと思っています。だからある意味サマーソニックをこれまでしっかりと19年続けてこられたことは自分の中で成功とは思っているんですね。来年20年目になりますが、さらにこの先20年、30年って考えると楽ではないんですよ。音楽業界もどんどん変わってきているし、一つのラインには到達したけど、その先のさらに10年をしっかり自分の中で考えていかなくてはなりません。サマーソニックは人生のライフワークだと思っているんで、次の30年、40年に向けての成功をしっかりと見据えていきたいと思っています。

音楽を愛する人たちの熱い想いが形になって19年続く伝説的音楽フェス。今年も凄いです!

サマーソニック 2018

日時:2018年8月18日(土)/8月19日(日)

場所:東京;ZOZOマリンスタジアム、幕張メッセ/大阪;舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)

詳細はサマーソニックのサイトにて

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