名古屋コーヒー vol.4 ザ•名古屋の喫茶店でモーニングと不思議体験@コンパル KONPARU大須本店
気になって仕方なかった名古屋の喫茶店「コンパル」。戦後すぐの昭和22年に創業し、名古屋独自の喫茶文化を牽引してきたお店です。いつの日か、、と思い続け、ようやくチャンス到来!ここは、エビフライサンドが名物のようですが、朝だったのでモーニングと名物アイスコーヒーをいただきに。名古屋市内に9店舗あるそうですが、大須本店に行ってきましたよ〜
この空気感。純喫茶。喫茶の喫はお茶を飲むことではなく、喫煙を意味するのかと思ってしまうほど、みんな気持ち良いくらいに喫煙してました。座ってメニューを見ないで注文する常連さんばかり。隣りの席の方が「モーニング。ソースなしで」と言っていたのが気になります。
こちら、モーニングのハムエッグサンドとアイスコーヒー。アイスコーヒーがとっても不思議。デミタスカップに入ったホットコーヒーとともに氷の入ったグラスとクリームが運ばれてきます。ホットコーヒーと同じ豆で同量の粉を使い、湯量を減らしてホットコーヒーよりもさらに濃く抽出。氷の入ったグラスに注ぎ、瞬時に冷却することで氷が解けてホットコーヒーと同じ濃度となる仕組みだそうです。ホットコーヒーを注文した場合は、ネルドリップで淹れてくれます。
こんな説明ボードをテーブルに発見。美味しいアイスコーヒーの作り方。まず、ホットコーヒーに多めに砂糖を入れる。それを氷の入ったグラスに注ぐ。そしてクリームを入れる。というステップを踏みます。ホットで一口飲んでみたら、独特の苦味と濃さがありました。
アイスコーヒー自分で完成。砂糖を多めに入れたほうがいいっていう説明に、妙に納得。たまに、名古屋の老舗コーヒーチェーンに行くと、凄く独特な味を感じますけど、、、気のせい?
こちら、ハムエッグサンド。先ほどの女性の「ソースなしで」の意味がここで解明。ソースで味付けされてました。キャベツがたっぷりで、ライトなハムカツを食べてる気分です。エッグは、スクランブルでなく、目玉焼きなのがいいです。私も次は「ソースなしで」って言いますね。美味しいけど、モーニングって考えたら、不思議な味。名古屋はこういうモーニングが定番なのかなぁ。
不思議ついでに、もう一つ。コンパルの目の前にある、織田家の菩提寺「万松寺(ばんしょうじ/亀嶽林(山)萬松寺)」。天文9年(1540年)に織田信秀公が開山し、幼少時代に家康が3年間過ごしたという歴史深い場所で、織田信長が父・信秀の葬儀の際に抹香を位牌に投げつけ「うつけ者」と言われるようになった舞台としても有名なのですが、その前を通ったのがちょうど朝10時。すると、突如クラブのような大音量とともに、本堂の上の壁から、なんとからくり人形が出現!朝からお寺のイメージを覆されました。
コンパル 大須本店 konparu
コンパルのウェブサイト→http://www.konparu.co.jp/
営業時間 8時~21時 無休
住所 名古屋市中区大須3-20-19大須新天地通・万松寺北
電話 052-241-3883
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