違いすぎて素晴らしい! ブリュワリーアートウォーク Brewery Artwalk 2012 Fall vol.2

今回のブリュワリーアートウォークの中で私のお気に入りはこのアーティスト。Jim Payne/ ジム・ペイン氏。シカゴ出身の彼が36年に渡って撮り続けたいろんな国のいろんな街のいろんな人のお家の中の写真。吊るされたたくさんの双眼鏡にはそれぞれ違う3D写真があります。プライベートを覗き見するドキドキ感と、自分が覗かないとアートが見られないという「能動型アート鑑賞」。私が今一番興味があるテーマ、「参加型」にクリックしました!

紐には「シカゴ 1995年」のように撮影された場所と時間が書かれています。場所はアメリカの様々な街から、ヨーロッパ、アジアまで世界各国。自分の出身地や自分の旅や人生になぞって、懐かしくなった人もたくさんいたのではないでしょうか?ノスタルジーな気持ちになるアートって貴重です。アーティストのウェブサイトのページに行くと中の写真がいろいろ見れます→ http://www.jamespaynephotography.com/JimPayne/Portraits.html

今回最もたまげたのが、このメリーゴーランド。ビルの3階で老夫婦が展示していました。「自分たちがずーっと憧れていて作りたかったのがメリーゴーランドなんだよ。私たちは今まで一生懸命働いてやっと退職して、ようやくメリーゴーランドを作る時間ができたんだ。夢が叶ったんだよ!ワイン飲む?赤?白?ゆっくり観ていってよ!」このメリーゴーランドはおじいさんの手動で回転します。屋根の電球は最新のエレクトリシティーだ!と自慢げに披露してくださいました。それぞれのノスタルジーへの情熱が痛いほど伝わったアートウォークでもありました。

また別のびっくりはこれ。たくさんの人がいるのでどんなアートの展示かと思い入ってみると、料理教室をやっていました。料理ももちろんアートです。

ロサンゼルスのアートシーンを見るたびに思うのは、いい意味でまわりからの影響を受けていないアートが多いということです。それはある人にとっては、パブリックに出て批判の目にさらされていない物足りなさや生温い感を感じるかもしれません。でも別の視点からみたら、自分のやりたいものを好きなように、とことん自由に表現しているユニークなアート。そしてLAのアーティストは他のアーティスト達にも寛容で優しい人が多い気がします。

ここまで密集した世界最大級のアーティスト村でありながら、壁一枚仕切られたお隣のアーティストとの違いすぎるカラーに感動さえ覚えるアートウォーク。自分自身が鑑賞側でどこまでYES!で受け入れられるか、逆に勝負を挑まれているのかという気持ちになるほどでした。またサンタモニカのベルガモットステーションやビバリーヒルズあたりの画廊に比べ、アート作品が比較的お手頃価格なのもここの魅力です。数ある作品の中からお気に入りアーティストを見つけるコレクターとしての楽しみも味わえます。

LOOK!とにかく人がアートです!こんなアーティスト達が住むLAdowntownブリュワリー。今回見逃した方もまた来年春にやってきます!次回は是非お見逃しなく〜!
Brewery Artwalk
2100 North Main Street Los Angeles, CA 90031
tel; 323-638-9382
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