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【インタビュー&執筆】ジャズサックス奏者 カマシ・ワシントン  Interview : Kamashi Washingtion, Jazz Saxophonist 『ミュージシャンの中には上手に演奏することはできても、自分を見つけられていない人もいる』

Webマガジン「HIGHFLYERS」にて、ジャズ奏者のカマシ・ワシントンさんをインタビューいたしました。

ロサンゼルスが生んだ今世紀を代表する唯一無二の名プレイヤーは、ジャズというジャンルのボーダーを軽々と飛び越えて、多くの音楽好きを虜にしている、今最も注目すべきジャズプレイヤーのひとりです。

今のジャズシーンがヒップホップと切り離せない関係であることは、最近のミュージシャンのインタビューで一番強く感じるところ。

—カマシさんにとって、ジャズとヒップホップの違いはどんなところにあるのですか?

ジャズとヒップホップは絡み合って互いに影響を与えていると思う。多くの若手のジャズミュージシャンたちはヒップホップのアーティストから影響を受けている。俺たちで言うと、例えばQ-ティップ(Q-Tip)やスヌープ(Snoop Dogg)、ドクター・ドレー(Dr. Dre)とか。逆に彼らは、ハービー・ハンコックとかジャズのミュージシャンから影響を受けているわけで、ジャズとヒップホップは密接に繋がっていて切っては切れない関係だね。だから俺の音楽にもヒップホップは深く関係しているよ。

カマシさんの演奏を聴くたびに、彼の思考回路ってどうなっているんだろう、、、って思っていたのですが、やはりいろんな思考がうごめいているようです。

—ところで、カマシさんが作る曲を聴いていると宇宙を想像するんですけど、頭の中は一体どんな風になっているんですか?

俺はボ〜ッと思考を巡らせてあれこれ想像するのが好きなんだ。俺の音楽が表しているよね(笑)。いつも脳内のあちこちでいろんなことが巡ってる。

 

—日本人のアーティストで誰か知っている人はいますか?

ウォンク(Wonk)を知ってるよ。前回日本に来た時に彼らに会ったんだけど、いいよね。俺はいろんなジャンルの音楽に対してオープンだよ。

 

—音楽以外に興味があることや、やりたいことはありますか?

スクラップアルバムを作っているし、他にもいろいろあるよ。物語を書くのも好きで、まだ書き終えてないけど今書いている。

 

—ミュージシャンは俳優として活躍する人も多いですけど、カマシさんは演技に興味はありますか?

うーん、よくわからないけど、自分が演技をするより映画を撮る方がいいかな。サイレントムービーだったら出てもいいと思う(笑)。

 

—それでは、カマシさんにとって成功とは?

幸せを見つけること。

 

—最後に、カマシさんのようなプレイヤーになりたい人たちはどうすればいいと思いますか?若きミュージシャンたちへアドバイスをお願いします。

う〜ん、まずは髪の毛を俺みたいにモジャモジャにして…(笑)。それは冗談で、ミュージシャンにとって一番大事なのは、自分の意味や定義を明確にすること。それって終わりのない旅のようなものだけど、とにかく始めないと。ミュージシャンの中には音楽をしっかり勉強して上手に演奏することはできても、自分を見つけられていない人もいる。素晴らしい音楽を作りたいのなら、まずは自分を知ることだね。

音楽に対して偏見や批評的観点を持たずに、ありのままをただ楽しみ、広く受け入れてきたことが今の彼の人柄と音楽性に深く影響していることを感じるインタビューとなりました。そして、インタビューは終始穏やかでマイペース、とにかくとてもゆったりな印象でしたが、いざライブが始まると、演奏のスピードとリズムに圧倒されっぱなしでした。

 

Photo by Masanori Naruse

2018年8月20日に行われたビルボードライブより

カマシ・ワシントンインタビューはこちらから

 

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