ナチュラルプロダクツエキスポウエストに今年も行ってきました〜★　Natural Products Expo West in Anaheim 2016 vol.1

2008年頃からほぼ毎年訪れているアメリカ最大のナチュラル＆オーガニック食のトレードショー「ナチュラルプロダクツエキスポ ウエスト/ Natural Products Expo West」に今年も行ってきました。８万人が訪れるこのショーに来ると、アメリカ人の最新のライフスタイルや社会全体を垣間みれる気がして、毎年わくわくします。今年気になったもの、いくつかレポします。

お兄さんが淡々とバイク漕いでスムージー作ってる（笑）。アメリカに来たな〜って感じです。

まず、今年一番強く感じた例年との違いは、景気の良さ。アメリカは確実に景気が良くなってますし、LAに限っては物価が高くなっています。今回のサンプルの配布量の多い事といったら、、、、。ブースの使い方もけっこう贅沢でした。

で、アメリカの食市場はすでにオーガニックが当たり前になっていて、独立系オーガニック食品会社を大手のオーガニックでない企業が傘下に入れて、イメージをがらっと変えるという動きが著しいです。でも、よーく見ると、取り扱ってる商品すべてがオーガニックなメーカーってほとんどないんです。オーガニックって、もともとカウンターカルチャー的思想だったけど、今や完全なビジネスイメージとしてのツールでしかないのが現実。それがよーくわかる今年のエキスポでした。

でも、こういうアメリカのなんでも積極的に明るくビジネスにしていくところって凄く好きです。

GLUTEN FREEというサインを掲げてるメーカーもたくさん。グルテンフリーなんて数年前はまずくて食べられないものがほとんどだったけど、今は改良されて、どれも美味しい。オーガニック、グルテンフリー、ビーガンは、ラベルや認証ではなく味で選ぶ時代になりました。

コーヒーのサードウェーブブームでキーワードだった言葉「シングルオリジン」ですが、なんと今やフルーツにまで使うらしい。

フルーツもシングルオリジン。そう言われると、ドライフルーツなんて、どの国のどこのファームのものかなんてブレンドされていてもわからないですものね。

Farm to Table, Bean to Bar… Single Origin… もうどこの何にこだわっていいのか、わからなくなってきましたが、ちょっとハイソでオシャレで自然派で高級でエシカルなイメージがあるのは否めません。

今回、社会を反映してるな〜って関心してしまったのがこのアイテム。なんだかわかります？？

バームです。バームはバームでも、ボディバームでもなければ、リップバームでもない。実はこれ、ヒゲバーム。男性のあご髭、口ひげをしっとり柔らかくさせるトリートメントバームなんです。オイルもあります。これが効果あるのかどうか、私は残念ながらmustacheもbeardもないので、誰か教えてください！

ここ３−４年の間にヒゲもじゃもじゃな若者、アメリカで流行っていて増えた気がしていたけど、そういうところにしっかり目を付けてる人がいるのですね〜。

しかも、一社じゃないんです。私は２ブース見つけました。こちらはデトロイト生まれ。「私の時計もデトロイト製だよ〜」って彼女に言ったら、「Shinolaじゃーん！ありがとう♡」って喜んでくれました。デトロイト頑張ってます。

初めてみたのは、オーガニックの食べられるネイルポリッシュ。

キッズ用です。野菜の粉から作ったらしく、野菜の美味しくなさそう〜な匂いがするし、塗ったときの発色が全然よくないので、売れそうになかったけど（すいません）、ネイルポリッシュをオーガニック認証付きで作るってかなり大変だと思います。しかも、市販のネイルは悪い成分がたっくさん入ってますから、ここに挑んだ会社は尊敬しちゃいます。

それから日本の企業も年々増加しています。

この会場でジャパニーズと言えば、Sake, Soy Sauce, Miso, Matchaって感じです。伊藤園は、LOVE MATCHAでここ数年出展していますが、今年のブース大盛況でした。サンプリングしていたこの抹茶入りグリーンスムージー、とっても美味しかった！お弁当の残り物と抹茶でスムージーを作るみたいなイベントやっていました。美味しいものにはたくさん人が集まるんだな〜って改めて実感。Matchaはブームが来そうであともうひと超え、、な状態が数年続いてる気がします。今年あたりはブレイクするかなぁ。。。

トレンドレポ、もうちょっと続けます。